地域によって違う葬儀と納骨のしきたり

親しくしていた方の葬儀に参加しました。納骨にも立ち会うつもりでしたが、親族だけで済まされたようです。

地域によって違う葬儀と納骨のしきたり

葬儀には参加したけれど、納骨は親族だけで行われたようです。

昨年、親戚同様に親しくしていた方がガンのため亡くなりました。入院してから、自分の死を覚悟されていたようで、遺産についてだけでなく、葬儀のことやお墓のこと、法事のことなどについても詳しく言い残されていました。葬儀には、数百人の方が集まり、故人を偲ぶ会となりました。亡くなったのが1月の中旬で大変寒い時期でしたので、出棺の時には雪がちらつき、葬儀会場の方からも、外は寒いので親族のお別れの挨拶をガラス越しに出棺が見送れるホールでするようにという提案があったほどでした。葬儀に来られた方も高齢の方が多かったので、嬉しい配慮でした。その後、納骨の連絡があれば、参加しようと考えていましたが、四十九日を過ぎても連絡がなかったので、どうしたのかな、と思っていると、五月になってから納骨が済んだことを知らされました。どうやら故人の希望で、ご家族だけで済まされたようでした。納骨を見届けたいと思っていたので、すこしがっかりしました。

今では、葬儀も納骨などの法事も、かなり個人の希望が通る時代になったようです。これはとてもいいことだと思いました。葬儀でも故人の好きなビートルズの曲が流されたり、喪主の挨拶の際には、故人からの手紙が読まれたりしました。死を覚悟したからこそできる演出かもしれませんが、残される家族を思う気持ちと自分の運命を受け入れた潔さにその場にいた誰もが涙しました。そして納骨に関しても、故人の願いがありました。家族だけで済ませた墓への納骨とは別に、遺灰の一部を夏の海に散骨する役を託されたのです。それはかつて故人と旅した懐かしい海でした。海が大好きだった彼は、自分の一部を海へ還したかったのだと思います。

最近、同年輩の人と話をしていると、子どもがいないために自分たちの死んだ後お墓を継いでくれる人がいないという悩みをよく聞くようになりました。若い人は若い人で、お墓に高いお金を払ったり、法事などで余計な出費をしたくないと考え、お墓を持たなくてもいいと考える人もいるそうです。散骨という方法もこれから増えてくるのかもしれません。自分はどうしたいかよく考え、しっかり子どもに伝えておこうと思いました。