地域によって違う葬儀と納骨のしきたり

人生において、故人に対しする葬儀に際しては、生前の姿を尊び、感謝の気持ちを持って納骨まで行ないたいものです。

地域によって違う葬儀と納骨のしきたり

葬儀から納骨に至る流れと遺族の心境について

人生を歩む過程において大切な人を亡くした後、厳粛な中での葬儀が終わると、親族による故人との最後の別れが行われます。この時、不思議と遺族の一人ひとりの心の中に故人が甦り語り掛けてくる様な錯覚に陥ります。いや、故人自ら最後の別れを伝えにきているのでしょう。そして、火葬場に移動して荼毘に付されます。最後の別れと同様に親族が輪となって、遺灰が骨壷に納骨されます。これは、人生において誰しもが経験する、生に対する気づきと自覚であろうかと考えられます。

その後は、宗教ごとに違いはありましょうが、法事が執り行われます。遺灰を納めた骨壷については、大体においては、四十九日の忌明けに併せてお墓や納骨堂に納められます。この時に、先立たれた先祖との合流が実現して、親族一同も何故だか安堵の気持ちになるのかと思われます。

ところで現代においては、遺灰の一部を散骨されるケースも多いと拝聞します。これは、故人が生前に遺族に対して希望を伝えておく事で実現の運びとなります。散骨される場所としては、故人の人生においての思い出の詰まった場所であるのは間違いないでしょう。これにより、土に返るという古来から伝わる埋葬と同じ意味合いが得られますので、故人においても本望であるのは間違いないと思われます。いずれにせよ、故人の生前を尊う気持ちを持って葬儀を執り行い、納骨するまでの過程においては、感謝の気持ちを忘れずに御霊を安らかに旅立たせてあげたいものであります。